写真展の作品と竹沢うるま氏
私の大好きな写真家で、モロッコなどへのロケにもご一緒し、私の著作『魅惑のモロッコ』の巻頭にドラマティックな砂漠の写真を使わせていただいた、竹沢うるま氏の写真展に行ってきました。
会場は、東口駅前のフルーツの新宿高野4階にあるコニカミノルタプラザ。会期は今月21日までの10:30〓19:00(最終日は15:00まで)、入場無料です。まだご覧になっていない方はぜひ足を運んでみてくださいませ。
彼の作品はいつも色鮮やかなのですが、今回の写真展会場も南国特有の極彩色で溢れていました。それぞれの写真にドラマがあり、語りかける迫力があります。
写真展のタイトルにもある「南の島のティオ」は、小説家・池澤夏樹氏の小説。写真展のテーマは、「南の島のティオ」の世界を写真でビジュアル化して、この世界のどこかに存在する理想の島を表現するというもの。
各写真には、あえて撮影場所などの説明はなく、見る者に「この世界のどこか」を想像させるというスタイル。彼の世界観に引き込まれます。
25点の写真の中には、私が撮影の現場に同行していた懐かしい作品もありましたが、それが今回の写真展の1枚となるとまったく違った印象で訴えかけてきます。
平日でしたのでご本人はいないと思いきや、私が帰ろうとしたときにタイミングよく会場に現れました。来年は大きなプロジェクトでほとんど日本にはいないそうです。その活動は雑誌「CAPA」にて順次レポートされるのだとか。今後のご活躍がますます楽しみです。
少し長くなりますが、写真店終了後もここ残るよう、関連ホームページにある素敵なメッセージを転載しておきます。